あなたは搭乗券のSSSSという印字を見たことがありますか?
私は、アメリカ出張時に2度連続で印字されたことがあります。
最近は、24時間前からインターネットでチェックインが出来ますが、ある時、搭乗券の印刷が出来ないことがありました。
渡航当日、無事に搭乗券を入手出来たのですが、搭乗券の右下に”SSSS”の印字。
何だろうな?と思いましたが、深く考えておりませんでした。
しかし、搭乗口で思いがけない事態に!?
”SSSS”とは何なのか。皆さんには事前にお知らせしておきたい!
そんな想いで私の体験談と共に説明を致します。
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SSSSとはどういう意味?
SSSSは、Secondary Security Screening Selection(2次保安検査対象者)を意味します。
ANAの方に話を聞きました。
この検査は、TSA(アメリカ運輸保安局:Transportation Security Administration)の指示で、アメリカに離着陸する方が対象。
毎便ランダムに数名選ばれるのだそうです。
つまり、搭乗券にSSSSが印字されているあなたは、2次保安検査に選ばれたということです!
SSSSに選ばれたら何をされるの?
搭乗券を手にしてから、保安検査、出国審査までは普通の流れです。
通常は、搭乗券とゲートでスキャンして、「いってらっしゃいませー!」と言われながら搭乗。
しかし、SSSSが印字された方は、搭乗券をスキャンしたときにアラームが鳴ります。
その後、搭乗ゲート後方に案内され、2回目のセキュリティチェックを受けることになります。
搭乗開始しても機内で待つのが嫌な方は、搭乗者の列がなくなってから搭乗口へ行くことが常かもしれませんが、SSSSがついていたら、いち早く搭乗口に向かいましょう。
2回目のセキュリティチェックは何をするの?
まずは、手荷物を係員に預けます。
本人は、靴を脱ぎ、指定されたプレートの上に立ち、金属探知機で全身を確認されます。
その間に、「手荷物を開けて宜しいでしょうか?」と言われます。
開けないと飛行機に乗れないので、しぶしぶ「どうぞ。」と応えます。
手荷物はカバンの底面が出るまで荷物がテーブルに出されて、紙テープのようなものを荷物全体に擦りあてられます。
この紙テープのようなものに何かが付着すると異常検知となるそうです。
異常検知された場合、その先どうなるかわからないのですが、これも金属探知の一種です。
普通の生活をしていれば、まずひっかかることはないでしょう。
本当にランダムで選ばれるの?
私が初めてSSSSの搭乗券を持ったときは、「あ、こういうこともあるのだな」と思いました。
気にも留めなかったのですが、その次のアメリカ渡航でもSSSSが印字されてたので、さすがに何かしたかなあと心配しました。
私が確認した限りでは、本当にランダムなのだそうです。
空港会社のラウンジで聞いたときは、係の方は少々申し訳なさそうでした。
その後、調べてみますと、FBIのチェックリストに名前が挙がっている要注意人物扱いになっているからだ、なんて情報もありました。
私の状況を考えてみますと、毎月どこか海外へ行っており、アメリカも比較的頻繁に出入りしていましたので、そのようなことも多少影響しているような気が致しました。
まとめ
内容はご理解頂けましたでしょうか。
アメリカ行きの飛行機では、1機当たり10名前後が対象になるようです。
SSSSのことを知らないで搭乗口でいきなり「すみません、こちらへ来て頂けますか?!」
そんなことを急に言われたらびっくりしますよね。
少なくとも私は、何かやらかしたのではないかと一瞬でいろいろ考えてしまいました。
SSSSが印字されていると、2次保安検査を絶対受けなければなりません。
しかし、それ以外は通常となんら変わりありませんので、安心して下さい。
荷物も人も一通り確認され、異常がなければ飛行機へ搭乗することが出来ます。
では、いってらっしゃい!
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